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有限会社 信共 〜ファイナンシャル・プランニング・オフィス〜 |
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学校では教わらない『お金』の常識
発行:2005.06
3 ペイオフ@
ペイオフという言葉を一度も聞いたことがない人はいないでしょう。
ニュースや新聞を見ていれば、一度ならずとも「ペイオフ」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
でも、、、
「聞いたことはあるけど、ペイオフって何?」
「ペイオフって1000万円以上預金があるお金持ちの人だけの問題でしょ」
・・・・・・
という人のために、今回のテーマは「ペイオフの全面解禁」
(今までは一部解禁でしたが、平成17年4月1日から全面解禁になりました。一部解禁と全面解禁の違いについては、今回は説明を省略します。)
ペイオフが全面解禁されて、困るのは一部のお金持ちだけではないのです。我々庶民にとっても大問題なのです。
もちろん、ペイオフの大原則は「銀行が破綻した場合、銀行はあなたの預金は1000万円とその利息まで保護します」
つまり、「1000万円までしか保護しませんよ」というものです。
(銀行が倒産した場合、「倒産」ではなく、「破綻(はたん)」と言います。)
ということは、もし、3000万円預金があったら、1000万円までの保護だから、2000万円はまったく返ってこないのでしょうか?
いいえ、違います。
もし、3000万円預金があったら、1000万円までは確実に返ってくるけれど、それ以外の2000万円については、破綻した銀行の残っている財産しだい。
つまり、「破綻した銀行でも、その銀行にお金があれば返ってくる」ということ。でも、破綻した銀行にお金が充分にあるなんて、ありえないですけどね。
ちなみに、最近破綻した銀行がペイオフを実施していたら、
| 破綻例 | カット率 (1000万円を超える部分) |
3000万円預金していたら幾ら戻ってきたか? |
| 木更津信用組合 | 76.9% | 1000万円+462万円=1462万円 |
| 北海道拓殖銀行 | 18.8% | 1000万円+1624万円=2624万円 |
※ 最終的にカット率が決まるのは、破綻から1年以上後とのこと。
※ ということは、カット率が決まるまでは1000万円を越える部分は返ってきません
ここまでは、お金持ちの問題でした。ここからは、我々庶民にも影響のあるお話です。
実際に銀行が破綻したら、1000万円まで預金が無い人でも、次のような問題があります。
1. 破綻した銀行から預金は直ぐに引き出せるの?
2. 借入金との相殺は?
3. マンションの修繕積立金がある人は?
4. 家族名義に分散したら?(1000万円以上ある人の場合)
1. 破綻した銀行から預金は直ぐに引き出せるの?
窓口もATMも閉鎖されるため、どんな預金も直ぐには引き出せません。
引き出せるようになるまでには、大きく次の段階があります。
@ 名寄せ
A 仮払い
@ 『名寄せ』
銀行は破綻したら、まず「名寄せ」という作業をします。これは、一人で同じ銀行にいくつもの口座を持っている人がいるため、各人の合計金額を算出するのです。例えば、個人事業主は、一人で個人用と会社用の口座を持っていることが普通なので、これらを合計します。この「名寄せ」の作業が終るまでは引き出せません。この作業には3〜4日を想定しているようです。
※ ここで問題なのは、個人で事業をしている人などは、3〜4日間とはいえ、支払ができないかもしれないということです。
A 『仮払い』
次に、銀行が「名寄せ」に時間がかかる場合に「仮払い」という段階にはいります。「仮払い」とは、普通口座1口座あたり60万円を限度に支払うというものです。
※ ここでも問題なのは、個人で事業をしている人などは、「名寄せ」作業が終るまでは、60万円しか支払ができないかもしれないということです。
長くなりますので、今回はここまでにします。
次回をお楽しみに。。。