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学校では教わらない『お金』の常識


発行:2007.5

26 住宅ローンK: 頭金 

 住宅の購入を考えた時に、次のような言葉を聞いたことはありませんか?




 『住宅の購入には物件価額の20%〜30%を目安に頭金を用意しましょう。』




 なぜ頭金は20%〜30%も用意した方が良いのでしょうか?




 昔は住宅ローンを申し込もうとしても、銀行等が物件価額の80%までしか貸してくれないから、残りの20%と住宅購入に必要な諸経費(税金や仲介手数料等)は自己資金で用意しましょう。と言われていました。



 しかし、現在は物件価額の100%までOK、さらに諸経費の分も貸してくれる銀行は沢山あります。
昔と違い、今の時代は頭金ゼロ円でも住宅を購入することは可能です。



 そこで今回は、頭金を用意できればこんなに『お得!』という視点でまとめてみました。



 2700万円の物件、諸経費300万円、金利3%固定、借入期間30年、ボーナス返済なし、元利金等返済という条件で、
頭金600万円(借入2400万円)の場合頭金0円(借入3000万円)の場合とで比較してみましょう。



 【毎月の返済額がこんなに違う】
・ 頭金あり:101,200円
・ 頭金なし:126,500円 (差額:25,300円)
・ 毎月25,000円の差は大きいですね




 【30年間での支払利息額がこんなに違う】
・ 頭金あり:12,426,000円
・ 頭金なし:15,533,200円 (差額:3,107,200円)
・ 借りた分の返済とは別に、銀行に支払う利息だけで310万円もの差が!




 【新築物件は買った直後に20%値下がりする(特にマンションの場合)】
 住宅価額は原則として購入直後に値下がりするものと思って下さい。
 それは、住宅の販売価額には建設業社や不動産業者の利益が入っているからです。(もちろんこの利益が悪いというのではありません。この利益をもとに会社は社員にお給料を支払っているのですから。)



 つまり、今買ったばかりの住宅を今すぐ売ろうとしても、同じ値段では売れないということです。住宅を売る時には不動産業者に買主を探してもらわなければなりません。



 また、新たな買主が諸経費込みで住宅を3000万円で買うためには、売主が3000万円で出すことはできないのです。ということは、3000万円全額借りている人は、3000万円の住宅ローンがあるにも関わらず、住宅は2400万円でしか売れない。つまり、自分が住んでいる家を手放した後にも借金が600万円残ってしまうということです。



 頭金が600万円用意できていれば、確かに損はしてしまいますが、それでも借金は残りませんね。
 (一戸建ての場合は、建築費部分については同じことが言えます。あとは土地価額がどのように変動するかによります。)



 なぜ頭金を用意した方が『お得』なのか、ご理解いただきましたでしょうか。




 では、住宅は欲しいけれど、今は頭金がない人はやっぱり頭金を貯めてから購入するのが良いのでしょうか?



・ ・・これは次回に。


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