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有限会社 信共 〜ファイナンシャル・プランニング・オフィス〜 |
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学校では教わらない『お金』の常識
発行:2006.12
21 住宅ローンG:住宅ローンの選び方&キャンペーン金利の見分け方
住宅ローン商品を絞り込む際には、金利タイプの絞込みがとても重要な意味を持ちます。今回は金利タイプの選び方のポイントについてまとめてみました。
| 1.資金余裕度 |
借入後、返済額がアップしてしまう金利変動リスクに耐えられるかどうかは重要なポイントです。借入期間の途中から返済額が上がってしまっても、家計は耐えられるでしょうか?
借入後、返済額アップに耐えられる人はどのようなローンを組んでも問題ありませんが、返済額アップに耐えられない人は、出来るだけ長い期間の固定金利にすべきです。
| 2.目標完済年数 |
実際には10年以内で返し終える可能性が高くても、将来の支出増などの不確定要素のリスクを避けるために、当初の期間を25年など長めに組んでおくのも一つのローンテクニックです。
また10年の全期間固定ではなく、10年固定金利期間選択型(11年目に見直しましょうという契約のもの)で契約しておいて、繰上げ返済をすることで総返済額を抑えることもできます。
| 3.ライフプランで絞り込む |
転職や独立、転勤、妻の働き方の変化、子どもの教育など、家計に影響があるライフプランをチェックしてみましょう。将来も共働きを続ける世帯と子どもが産まれたら妻が仕事を辞める予定の世帯では、将来の資金余裕度への影響が異なります。(子どもの進路なども家計に影響を与えます。)
例えば、教育費負担が心配な期間中は、金利を固定させて返済額を安定させたほうが安心でしょう。世帯主が転職・独立の可能性があるなら、収入面の変動も起こりうるし、転職直後は借換えも難しいので、できるだけ固定金利期間が長めのローンが良いでしょう。
| 4.性格・投資センスなど |
「元本保証商品以外には預けたことがない」「元本が割れると夜も眠れない」という人には、固定金利型が向いています。金利変動リスクがあるということは、ハイリスクの投資と同じと言ってよいでしょう。自身の性格や投資センス、投資経験の有無などで商品の選択が異なり、投資の経験のない人には変動金利型や短期間の固定金利選択型は必ずしも向いていないのではないでしょうか。
| 5.キャンペーン金利の見分け方 |
固定金利選択型の場合、金利のキャンペーンを行っている場合がありますが、このキャンペーンも一銀行に一つだけとは限りません。複数キャンペーンがある場合、どのタイプが最もお得なのか?判断に迷いますね。
この場合、どのキャンペーンが最も有利なのかを判断するには、総返済額で見分けましょう。
【シミュレーション】
いろは銀行もみじ支店では次の『A』と『B』2つのパターンで住宅ローンのキャンペーンをしています。この時あなたは、3000万円を20年もしくは30年のローンで借りようと考えています。
さて、どちらのキャンペーンがお得なのでしょうか?(この時の店頭金利は3.9%です。)
『キャンペーンA』:当初10年間は-1.5%、11年目以降は-0.4%
『キャンペーンB』:全期間-1.0%
【見分け方】
実際の返済額をシミュレーションしてみます。そして、その合計額を比べてきましょう。
| A | 10年固定の場合 | 返済期間20年での検討 | 返済期間30年での検討 | |
| 当初10年間の毎月返済額 | 157,513円 | 116,982円 | ||
| 11年目以降の毎月返済額 | 166,025円 | 129,217円 | ||
| キャンペーンAの総返済額 | 約3,882万円 | 約4,505万円 | ||
| B | 期間中の毎月返済額 | 164,881円 | 124,868円 | |
| キャンペーンBの総返済額 | 約3,957万円 | 約4,495万円 | ||
【結論】
返済期間が20年の場合は『A』のキャンペーンがお得
返済期間が30年の場合は『B』のキャンペーンがお得
といった具合に、比較結果は返済期間や店頭金利の変動、金利優遇幅などによっても異なってくるため、絶対的な回答はありません。つまり、ご自身が申し込もうとするケースをある程度決めてから、シミュレーションしてみる必要があるのです。