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有限会社 信共 〜ファイナンシャル・プランニング・オフィス〜 |
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学校では教わらない『お金』の常識
発行:2006.3
12 景気の回復は注意が必要
2005年の日経平均は40%も上昇したそうです。
これは、2005年1月の証券市場の営業開始日に日経平均に連動する株式を購入していれば、大晦日には自分の資産が40%も増えていることを意味します。(100万円 → 140万円になった!)
一方、2005年1月の銀行の営業開始日に銀行にお金を預けた人はどうでしょうか?
日本中探して、特別なキャンペーン等があっても、金利は1%が良いところでしょう。
こちらは自分の資産が1%増えたことになります。(100万円 → 101万円)
株を購入した人の中にはもちろん、大暴落して大損をした人もいるかもしれません。
(2006年には「○○ドアショック」なんていうのもありましたし。)
銀行にだけ預けている人は、そんな損をした人を見て、「あ〜良かった、自分は損をしなかった」といって、安心しているかもしれません。
でも、本当に安心していて良いのでしょうか?
大損をしたのは、特別な株で儲けようと企んでいる人達だけです。
平均して40%も株価が上昇したということは、色々な株を平均して持っていれば、損をしたものもあれば、得をしたものもあり、最終的には40%の儲けということです。
でも、『そんなに沢山買えないじゃん。』と言うかもしれません。
そんな方のためにも、日経平均株(例えば「ETF」)。というものもあるのです。
冒頭のように40%も株価が上がることは異例でしょう。しかし、これは景気が回復してきた証拠ではないでしょうか?
景気が良くなると、世の中の「お金」についてはどんなことが考えられるでしょうか?
【ごくごく単純なケースを考える】
@ 景気が良くなる。
↓
A 物が沢山売れる。
↓
B 企業が物を沢山作るために、設備投資する。
↓
C 設備投資するためには「お金」が必要になる。
↓
D 銀行は借りてくれる企業が増えることから、金利をあげる。
↓
E 金利が上がっても、企業は売上増の見込みが立つため、銀行から借りる。
↓
F 企業は商品の単価を金利分値上げする。
↓
G 消費者は値段が上がっても、企業が儲かり自分の給料が上がれば問題ない。
↓
@ 商品がよく売れ、さらに景気が良くなる。
つまり景気が良くなると、物の値段は上がりますよね。物の値段が上がることを『インフレ』といいます。この反対は『デフレ』です。景気が悪くなって、物の値段が下がることを言います。こちらはこの10年間で実感しているのではないでしょうか。
銀行にだけ自分の「お金」を預けているひとは、インフレの世の中になると、安心してはいられなくなるのです。
では銀行に預けるだけでは、何が問題なのでしょうか?
ここに、2年後に大学受験するお子様がいる大野さんがいます。
大野さんは地元の大学に子供を行かせようと思い、大学に入学するときに幾ら必要なのか、願書を取り寄せて実際に調べてみたところ、なんと100万円も必要です。
そこで、慎重派の大野さんは2年で100万円貯める計画をたて、毎月3万円とボーナス時に12万円を銀行に積み立てることにしました。
さて、2年後にどうなったでしょうか?
大野さんは計画通りに積み立てをして、更に金利も付いたので101万円になっていました。
これで安心して大学の願書を取り寄せてみると、なんと今年の授業料と入学金を合計すると105万円必要と書いてあります。
この2年間、景気が良かった影響を受けて、世の中がインフレになり、大学の入学金も上がってしまっていたのです。。。
もし、大野さんが日経平均株を買っていたら、今頃110万円になっていたかもしれません。
もちろん、将来のことは誰にも分かりませんが、インフレの場合には、投資が良いのです。
(投資とは、企業にお金を貸すことを意味します。)
※ 2年後の資産運用に株を購入することを勧めているのではありません。あくまでも話を簡単にするためです。ご注意ください。
インフレの時に投資が良いのは、世の中の数字は次のような順番で動きやすいからです。
1、 まず企業の業績が回復して、株価が上がります。
2、 次に、銀行が企業や個人に貸している金利(銀行の収入)が上がる。
3、 世の中の物の値段が上がる。
4、 最後に、銀行が企業や個人に支払う金利(銀行の支出)が上がる。
(@〜Gの流れに似ていますね。)
1と4のどちらに自分の大切な「お金」を置いておくのが有利でしょうか?
大切なのは、銀行に対する認識を改めることではないでしょうか?
銀行に自分の大切な「お金」を預けているのではなく、貸しているのだと。
お金を貸すのであれば、より条件が良いところの方が良くないですか?